初めまして、FOCUSメンバーの十愛Üです。

 突然ですが皆さんは、「人が物を認識するときにはまず左側に視線が注がれる」という話を聞いたことがあるでしょうか。

例えば商品の陳列棚。左から右へと視線が移動する傾向を生かして目玉商品は入り口の向かって左側、陳列棚の左側に配置する売り場が多いようです。
この話は知っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
一枚の絵画においても人は文章を読むかの如く、絵を左上から右下へ、Z字を描くように観賞するのだそう。

 今回は私たちが無意識に従っている、この「左優位の法則」についてお話していきます。

 

 

 まず私たちが左から右へ認識していく物の代表といえば、やはり文字、文章でしょう。

 かつて日本では、文章は右から左へと読むものでした。
今でも屋台の垂れ幕などでは右から左へと書いてあるものも見かけますね。
 何故文章の読む向きが変わったのでしょう。

 
これは想像つく方もいるでしょうが、江戸~明治時代において、日本人が西洋の文化、言語に触れる機会を得たからです。

 それまでは巻物に縦書きで右から左に文字を書く要領で横書きでも同じ方向に書いていたようですが、英語などの左から読まれる言語の影響を受け、同じように変化していったのでしょう。
実際に左から右に読む横書きの日本語が初めて使われたのは、外国語の辞書だったとされています。

 

 

 一方絵や陳列棚など、一般的に見る順番が決まっていない物たちはどうでしょうか。
別に左から見ようが右から見ようが特に影響があるわけではないのに、私たちは無意識に左から右へと視線を移してしまうのです。これは何故なのでしょう。

 

 どうやらその答えには、脳科学的な理由があるようです。

 

人間は基本的に、自身から見て右側から入る情報を左脳で、左側から入る情報を右脳で処理しています。これは視覚だけでなく、聴覚や触覚などの情報も同じです。 

 
そして左脳は言語機能に関して優位であり、右脳は空間機能に関して優位だとされています。

  


 つまり物事を認識する際により優秀な機能を果たす右脳が、左側の情報を担当しているのです。そのため人間は自身の左側からの情報をより優先し、より重視する。これが人間が「左優位の法則」に無意識のうちに従っているメカニズムなのです。

  

 横書きの文字を左から読むのは文化的要因、空間把握を左からするのは脳科学的要因と別の理由ではありますが、私たちの生活はやはり左優位で成り立っているようです。

 
普段の生活の中で少し意識してみると、「あ、今左から見たな」っていうタイミングが多々見つかって少し面白くなりますよ。

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