こんにちは、瑶杞です!
突然ですがウミウシって可愛いですよね。実際に見たことはないかもしれませんが、その存在は皆さんご存知かと思います。

                                

今回の記事は、そのウミウシがメインなのです。
ちょうどページトップの画像の生物です。何というか見るからに植物って感じですよね。葉っぱがふさふさしているみたいで、海の生き物ながら「葉っぱのヒツジ」と呼ばれることもあるのだそうで。

名前は テングモウミウシ と言いまして、最大でもたった5mmほどの大きさしかありません。

日本、インドネシアなどの海に生息しているそうです。
 

            

さて、このテングモウミウシに何が出来るのかと言いますと、動物でありながらも 光合成が可能 なんです!

光合成の仕組みについては皆様知っておられるでしょうが、簡単にいうと光合成色素で行われるエネルギー変換ですね。植物がやるものだとして習ったでしょうか。


テングモウミウシが光合成できる理由も単純で、光合成色素を含んでいる葉緑体を体内に保持しているから という訳です。

では、なぜ植物でないはずのテングモウミウシは葉緑体を持っているのか?

答えは 餌である藻類から葉緑体を吸いだして盗み、自身の細胞に取り込んでいる から。


この現象は「 盗葉緑体 」と呼ばれています。そのままでわかりやすいですね。正確には細胞質ごと吸い込んでいますが、なぜか 葉緑体以外はすべて消化してしまう そうで。どうやって葉緑体だけを残しているのかは今でもわかっていないそうです。

 

普通、藻類から吸い出された葉緑体は、タンパク質不足で数日しか維持できないのですが、タンパク質をほとんど持たないはずのウミウシの細胞内では何と 数ヵ月間も持つ のです。
そのため、このウミウシ達はご飯を食べなくても日光浴さえしていれば生きられるのだとか。

 

この「盗葉緑体」はテングモウミウシだけでなく、クサイロモウミウシ、エリシア・クロロティカなどの嚢舌目(のうぜつもく)のウミウシや有孔虫などが可能だそうです。

植物でない動物が、植物の技を使っている。
今回はそんな不思議な現象を紹介しました。とくに生活に役立つ情報ではありませんが、豆知識にでも覚えていてもらえれば嬉しいです。

……余談ですが、私、海の生き物ではウミウシが一番好きだったりするんですよね。近頃はモチーフグッズ等も増え始めていて嬉しい限り。
可愛いものもかっこいいものもいますし、生態もさまざまですので、興味のある方は調べてみたら楽しいかもしれません。

それでは、また次の記事にて!

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